先日富山県テクノホールにて建築士事務所協会等が主催の「震災復旧のための震災建築物の被災度区分判定基準および復旧技術指針講習会(全構造編)」という正式名称の長い講習会に参加した。
当日は午後より大雨でしたが100名近く参加され講習室はほぼ満席でした。みなさん被災地のことを思いやり又自らの地域が被災した時のことを考え参加したようだった。
まず震災直後は主に建物への立ち入り可否情報としての「応急危険度判定」を行い、その次の段階として継続使用のための復旧の要否判定として「被災度区分判定」おこなう。いずれも被災建築物および被災地域の早期回復に資することを目的としたものである。「被災度区分判定」は講習を受けた建築士等の有資格者が行う。
受講後の感想は被災者の生命と財産を守る為に最善の方法を確実かつスピード感を持ってやれるかであろうが、こればかりは経験を積まないと習熟はしない。(被災建物が出ないことが一番です)しかし多くの被災建物がある場合は専門家が至急判断するだけでも復興への早い足音になると期待したい。今後は行政や保険会社等の対応にもこの業務がもっと被災者のお役に立てれば良いと感じた。
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